Statphys MLの皆様、
10/3, 4, 5の3日間、京大において学習院大学理学部の宇田川将文氏による
量子スピン液体とその周辺の話題についての大学院集中講義が行われます。
興味のある方は是非ご参加ください。
(第2日の16:30からは、関連する話題についての談話会も開催されます)
なお同内容のメールを重複して受け取られた方はご容赦ください。
京大基研
戸塚 圭介
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物理学第一特別講義4
「量子スピン液体と分数化」
講師: 宇田川将文氏(学習院大学理学部)
会場: 京大理学研究科5号館 5階525号室(第4講義室)
(理学研究科5号館へのアクセスについては
http://www.scphys.kyoto-u.ac.jp/access/access.html
をご覧下さい。)
講義内容:
量子スピン液体とは、狭義には絶対零度まで磁気秩序を示さない絶縁体のうち、
トポロジカル秩序により特徴付けられる一群のシステムを指す。 量子スピン液体相の
実現が確実視される物質系は(分数量子ホール系を除けば) 残念ながらまだ存在しないが、
量子スピン液体相が仮に実現すればどのような性質が 期待できるのか、という点に
ついては理論的に多くのことが理解されるようになってきた。 実験面においても、
量子スピンアイスや、Kitaevスピン液体の候補物質に対する 近年の精力的な研究により、
スピン液体の不在というこれまでの長い歴史の転回点が 近いことが感じられる。
量子スピン液体相の実験的な同定には、しばしば分数的な 性質を備える素励起の
性質を理解することが鍵となる。素励起の性質の理解は、 トポロジカル量子計算の
素子としての可能性、あるいはキャリアドープによる超伝導の 可能性など、数多くの
興味深い応用への道をも拓くことが期待される。この講義では、 可解模型に基づく
確かな知識を拠点として、量子スピン液体の素励起の性質についての 現状の理解を
概観する。
時間割
10月3日(水)
10:30~12:00
13:00~14:30
14:45~16:15
10月4日(木)
10:30~12:00
13:00~14:30
14:45~16:15
16:30~18:00 物理学第一教室談話会
10月5日(金)
10:30~12:00
13:00~14:30
14:45~16:15