2016年10月29日土曜日

[statphys:04433] 東工大 樺島研オープンセミナー10/31(月)(杉山 友規氏)

統計物理学メーリングリストメンバーの皆様

東京工業大学 情報理工学院 数理・計算科学系の小渕智之です。
連絡が直前になってしまいましたが、下記セミナーを開催致しますので、
皆様奮って御参加下さい。
お近くにご興味のありそうな方がおられましたら、転送して頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。

※ 重複して受け取られた場合は御容赦下さい
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発表者: 杉山 友規(東大・生産研)
場所: G5棟103号室
日時: 10/31(月) 15:05~

タイトル:集団増殖系における熱力学構造
アブストラクト:
生物集団は、自身の表現型(遺伝型)を効率的に変化させて、変動する環境の中を生き抜いている。
環境が変動しないことが保障される場合においては、その環境に最も適した個体だけで構成される集団が、最も集団としての増殖率(集団増殖率)を大きくすることが出来る。
すなわち、進化戦略としては、単一の表現型だけで集団を構成することが最適戦略となる。
しかし、実際に我々が生存している環境は時間の経過とともに絶えず変動していることは明らかであろう。
環境が変動する場合においては、単一の表現型だけから成る集団は、環境の切り替わりに対して非常に脆弱であり、酷い場合は絶滅する恐れさえある。
そこで多くの場合、生物は、集団内に表現型多様性をつくりリスクヘッジすることによって、環境変動の中を生き抜く戦略を採る。
では、この様な表現型多様性を持った集団の集団増殖率はどの様に評価され、また、変動する環境の中で最も効率的に集団増殖率を大きく出来る、表現型多様性はどのような物であるのだろうか?
さらには、そのような多様性を生み出すために必要な各個体の表現型切り替え戦略とはどのような性質を持つべきなのだろうか?
本講演ではこれらの問いに対して、進化ダイナミクスに潜む経路積分的な構造に注目し、また統計物理学で用いられる方法を応用することによりアプローチする。

参考文献:
Y. S. and T. J. Kobayashi, arXiv:1509.06448 (2015).
T. J. Kobayashi and Y. S., Phys. Rev. Lett. Vol. 115, 238102 (2015).
Y. S., T. J. Kobayashi, K. Tsumura and K. Aihara, Phys. Rev. E Vol.
91, 032120 (2015).
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小渕