メーリングリストの皆様(重複受信ご容赦ください),
首都大学東京 非線形物理研究室の吉田 賢典と申します.
先日アナウンスした12月22日の高橋 博樹 氏のセミナーの概要を一部訂正させていただきます.
講演者:高橋 博樹 氏(慶應義塾大学)
日時:12月22日(火)15:00-
場所:首都大学東京 南大沢キャンパス 11号館102号室
タイトル:Removal of phase transition in the Chebyshev quadratic and thermodynamics for Henon-like maps near the first bifurcation
概要:
thermodynamic formalismによると、2次写像1-2x^2の``圧力関数"は``第一種相転移"を起こす。この相転移を1次元力学系の中での摂動で除去することはできないが、エノン写像への特異摂動によって除去できることを示す。
本結果は物質の3態での臨界圧力・臨界温度における液相ー気相転移点の消滅を思い起こさせる(かもしれない)。thermodynamic formalismとは統計力学のアイデアを力学系の研究に応用したもので、これを2次写像やエノン写像で展開する際にはもはや統計力学と直接の関係は失われ、あくまでformalism(形式)にすぎない。しかし、このように力学系の分岐理論を通じて物理現象との関連が垣間見えるところが興味深い。
参考文献:
https://link.springer.com/article/10.1007/s10955-016-1584-y?view=classic <https://link.springer.com/article/10.1007/s10955-016-1584-y?view=classic>
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首都大学東京 非線形物理研究室
吉田 賢典
yoshida-kensuke[at]ed.tmu.ac.jp <http://ed.tmu.ac.jp/>